朝起きて。
いつも通り、
酒と昨日食べていたものが転がった絨毯と、
読みかけの本たち、
熱くて脱いだんだろう、隣で半裸で寝ている相方の寝顔、
それを確認して安心した。
手足が冷たくなった自分の体に二重タオルケットを巻きつけ、
イヤイヤする相方に無理矢理お腹だけタオルケットをかけ、
ああ、今日も一日一緒にいられるんだと、
幸せのまま再び眠りに付く。
何となく同時に起きた。
タオルケットと違う温もりを求めて抱きつくと
強く抱き返してきた。
におい。
いつもと違う匂いがして、それが私を包んでいった。
優しく、強く、
本当は知っていたということに気付く。
ああ、このにおい、これを求めてるの。
ニセモノじゃ、幸せにはなれない。
そしてきっと明日も私はこの幻影に苦悩するんだろう。
またしばらくこの幻影に苦しめられるんだろう。
いつも通り、
酒と昨日食べていたものが転がった絨毯と、
読みかけの本たち、
熱くて脱いだんだろう、隣で半裸で寝ている相方の寝顔、
それを確認して安心した。
手足が冷たくなった自分の体に二重タオルケットを巻きつけ、
イヤイヤする相方に無理矢理お腹だけタオルケットをかけ、
ああ、今日も一日一緒にいられるんだと、
幸せのまま再び眠りに付く。
何となく同時に起きた。
タオルケットと違う温もりを求めて抱きつくと
強く抱き返してきた。
におい。
いつもと違う匂いがして、それが私を包んでいった。
優しく、強く、
本当は知っていたということに気付く。
ああ、このにおい、これを求めてるの。
ニセモノじゃ、幸せにはなれない。
そしてきっと明日も私はこの幻影に苦悩するんだろう。
またしばらくこの幻影に苦しめられるんだろう。
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